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職場で2

数日後の昼休みにまたエレベータで幸美と一緒になった。
他の女子社員も居たが、僕が屋上のボタンを押して幸美に目で合図すると、自分の降りるフロアで降りずに屋上までついてきた。
また人目につかない一角に腰を下ろして次のデートの計画について話し始めた。

「またあのお店に行こうか?」
『ええ、今度はお勧めメニューでしょ?』
「店の名前なんだっけ?」
『もぅ、いいかげんに覚えたら?イルブラ・・ツィ・・』

見る見るうちに脱力して僕に寄りかかってきた。
すかさず話し掛ける。

「さぁ、君は僕とのデートを思い出してくる。」
「あの湘南でのデートを思い出してくる。」
「美味しかった食事を思い出してくる。」
「そのあとのホテルでのひと時も思い出してくる。」
「あのレストランの名前を思い出すと、僕との素敵なひとときも思い出す。」
「そして、とってもエッチな気分になってくる。」
「自分の気持ちにブレーキが利かなくなる。」
「3つ数えると、とってもエッチに目を開けるとことができる。」
「1,2,3!」

ドキッとしたような顔をして目を開けた。
前を見たまま僕のほうを見ようとしない。
幸美の右耳にささやきかける。

「あの夜の君はとっても素敵だったよ。」
『・・・』
「とっても感じたよ。」
『・・・』
「君はどうだった?」
『はずかしい・・』
「感じたんだね?」

幸美はためらいがちに頷いた。
(続く)

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